札幌を拠点に様々な塗装工事を行っている株式会社真塗では外部の工事において必ず高圧洗浄をしています、今回は高圧洗浄の必要性についてご紹介いたします。

 

塗装工事における高圧洗浄の真の価値:なぜ「絶対」必要なのか?

塗装工事と聞くと、新しい塗料を塗ることばかりに目が行きがちですが、実はその前段階にある高圧洗浄こそが、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する「縁の下の力持ち」です。単なる「汚れ落とし」と侮ってはいけません。この工程を疎かにすると、せっかくの塗装も台無しになってしまう可能性があります。

線路沿いの家の屋根の洗浄(線路からの鉄粉により錆が多く発生していました)

高圧洗浄が不可欠な3つの理由

 

1. 塗料の「密着力」を最大化する

私たちの住まいの外壁や屋根は、日々、雨風、紫外線、排気ガス、そして黄砂や花粉など、様々な外的要因に晒されています。これらの影響で、目に見えないホコリや土埃はもちろん、厄介なカビ、藻、コケがびっしりと付着していることがほとんどです。さらに、古い塗膜が劣化して粉状になる「チョーキング現象」も発生しています。

もしこれらの汚れや劣化した層をそのままにして塗装をしてしまうとどうなるでしょう?新しい塗料は下地にしっかりと食い込むことができず、例えるなら「砂の上に家を建てる」ようなものです。結果として、塗料の剥がれや膨れが早期に発生し、塗装が長持ちしないという最悪のシナリオを招いてしまいます。

高圧洗浄は、これら頑固な付着物を根こそぎ洗い流し、塗料が吸い付くような清潔で均一な下地を作り出します。これにより、塗料本来の密着力が最大限に発揮され、強力な塗膜を形成することができるのです。

 

2. 塗装の「耐久性」と「美観」を飛躍的に高める

下地が汚れたままだと、どんなに高性能な塗料を塗っても、そのポテンシャルを十分に引き出すことはできません。特にカビや藻は、塗装後に内部で繁殖を続け、塗膜の劣化を早める大きな要因となります。

高圧洗浄で下地を徹底的にクリーンにすることで、塗料は本来の性能を存分に発揮し、紫外線や雨風から建物を長期間にわたって守る、強靭な保護膜となります。また、表面の凹凸や汚れがなくなることで、塗料が均一に伸び、ムラのない、息をのむような美しい仕上がりを実現します。塗装は単なる色付けではなく、建物の「顔」であり「鎧」なのです。

 

3. 住まい全体の「寿命」を延ばし、資産価値を守る

塗装工事は、住まいを美しくするだけでなく、大切な資産を守るための投資です。定期的な高圧洗浄と適切な塗装は、外壁材や屋根材自体の劣化を遅らせ、雨水の浸入を防ぐことで、建物の構造体へのダメージを未然に防ぎます。これにより、住まい全体の寿命が延び、将来的な大規模修繕の費用を抑えることにも繋がります。

 

高圧洗浄を「しない」という選択肢はない

 

高圧洗浄を怠ることは、塗装工事全体の失敗を意味すると言っても過言ではありません。費用を抑えるためにこの工程を省くと、結局は数年で再塗装が必要になり、結果的により大きな出費となるケースがほとんどです。

洗浄せずに塗装工事した場合このように剥離する事があります!

高圧洗浄は、高い専門性と適切な技術を要する作業です。建材を傷つけない水圧の調整や、洗浄後の十分な乾燥期間の確保、そして近隣への配慮も不可欠です。だからこそ、高圧洗浄の重要性を理解し、丁寧な作業を行ってくれる信頼できる業者を選ぶことが、成功する塗装工事への第一歩となります。

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